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hanasizume

Author:hanasizume
榊まい:
上方舞吉村流名取師範。神前舞研究会「グループ翔」主宰。湘南を拠点に、日本舞踊を通じた日本文化の継承活動を展開中。

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08月11日(水)

一刀流

一刀流の道場に3年間通わせてもらっていた時期がある

「長刀八島」という演目をやるにあたり
当時の師匠に長刀を習ってきなさいといわれ先生を探していた

私はこういうところ本当に運がいいと思うが色々な過程を経て

ありえないことに一刀流の家元に直々に習うことになった

一年という約束を過ぎ・・・3年通ったところで

言われた言葉

「おまえのはいくら稽古を積んでも剣道ではない
 どうしても踊りにしかならない・・二つの道を歩むとやがて迷いが生じる
 この道場に逃げてないで自分と向き合え」

この家元当時83歳のおばあちゃんだ

土曜日厚木で合宿がひらかれるため差し入れにいった

合宿初日当時の諸先生方が「型」を披露するというので久しぶりにみたくなった

いないと思っていた家元がいらしていた

86歳というのに当時となんら変わらない

1週間の合宿にも滞在するらしい・・・

娘をみてみたことのない満面の笑みを浮かべ
ずっとみてくれている
ほんのわずかな時間なのに

「頭にあせもがあるな。表情が豊かだな。おっ飽きてきたな」

などいいながら「型」披露している先生を全然みていない

「先生型を・・・」
私がいいかけると

「なんかやってやがるな(笑)」
と娘に語りかけている

ここに通っていた当時

私はやりたいことがあったけれど
迷路の中にいるようだった

この道場で教わったことは数知れない

剣を通して生き方、姿勢、観察力、集中力、楽しむこと
本当に色々なことを教わった

娘と戯れる先生をみて

この師と出会うことができてよかった

あの3年があるからこの今の幸せがあるんだと実感した

3年通って
あの言葉を言われたとき

私は3日ほど泣き続けた
一度も休んだことがないほどあの道場が好きだった

二度と足を踏み入れることができない道場

だからこそ一層大切に思えるのかもしれない

ばあちゃんにもらった本の一節にこんな文章がある

’何芸によらず、その道に到達するかしないかは、稽古の期間の長短と
 精神を集中するかしないかが分岐点である
 剣道において上達の秘訣というものがあるとすれば
 飽くことのない、多量な稽古量を積み重ねるということをおいてほかにない’

 

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Comment


    
 

まいは文章書くの上手いね☆
短編小説読んでるみたいな気持ちで読み進めてしまうよ

恐るべし86歳の先生!何でもお見通し!
よい御縁に感謝感謝!

 

Re: タイトルなし

いつもコメントしてくれて本当にありがとう!!
すごく励みになるのよ

読んでくれてる人がいると客観的にかかなきゃって思うもんね。
うさこさんに会えたことだって感謝よ。。

 

まきちゃんに対する言葉の情景が浮かび、泣けました。
舞ちゃんのブログ、いつも見てます。
丁寧に書かれているので、いろいろ感じさせてくれます。
ありがとうございます。

 

Re: タイトルなし

あたしもいつも安寿のブログ読んでるよ!!
あっ今日も元気そうだな!!って
またゆっくり色々な話したいね。
高知行きたいよーー

 
 
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